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釧路新聞

児童わくわく 釧路のアーティストら鳥取西小でパフォーマンス【釧路】

選んだ絵について児童と語り合う千葉さん(左)と大津さん(中央)

 各種展示会を開催している、おたのしけギャラリー(釧路市大楽毛3)に集う画家、ピアニスト、絵本セラピストらでつくるグループ「シンフォニアスープ」が20~22の3日間、釧路市立鳥取西小学校(飯屋崎修校長)を訪れ、絵本の朗読、絵画制作、ピアノ演奏など多彩なパフォーマンスで児童を楽しませた。

 同グループは2020年春に結成。メンバーは同ギャラリーで展覧会や演奏会を開いたことのあるパステル画の千葉健さん、アクリル画のふかだけんじさん、絵本セラピストの大津洋子さん、ピアニストの黒木真弓さんと、同ギャラリーの山田優子さんの5人。同ギャラリーでのパフォーマンスはじめ、文化芸術による子供育成推進事業に登録し、学校での活動はこれが初めてという。

 初日の20日は3、4年生160人がこのパフォーマンスを楽しんだ。初めに一人ひとりが自己紹介で得意分野をアピール。続いて、大津さんの絵本朗読に合わせて黒木さんがピアノを演奏し、言葉遊びの楽しさを伝えた。

 続いて黒木さんの演奏を聴きながら、千葉さんが描いたパステル画3点から、児童に好きな絵を選んでもらう企画に挑戦。ここでは音楽を聴くことと絵を選ぶという二つのことを同時に行い、千葉さんと児童が絵について語り合う交流が見られた。

 アクリル画のふかださんは、黒木さんが演奏するショパンの「幻想即興曲」に呼応して、聴いたままに絵を描くパフォーマンスに挑戦。描き終えたふかださんは「だんだんと気持ちが高揚して一気に描いた。音によって色を選びました」と子供たちに告げた。

 最後は大津さんの絵本「わたしはあかねこ」(サトシン、西村敏雄)朗読と、黒木さんの演奏のコラボレーション。全てのパフォーマンスを終えて大津さんが「みんな今どんな気持ちかな。それぞれに気持ちが違ってもいいんだよ」と語り掛けた。3年生の男子は「絵本とピアノ演奏の場面が面白かった」、4年生の女子は「ピアノ演奏を聴いて絵を描く場面で、どんな絵になるか楽しみだった」と話した。

 進行役の大津さんは「メンバーはそれぞれに実績あるアーティスト。私たちは子供たちに親しみやすい形で芸術のエッセンスを伝えていきたいと考えています」と話していた。

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