【江差】江差追分会（会長・照井誉之介江差町長）の第２回理事会が１６日、ホテルニューえさしで開かれ、３年ぶりとなる江差追分全国大会と熟年、少年の各大会を９月１６～１８日の３日間、町文化会館大ホールで開催することを決めた。入場者制限など、新型コロナウイルスの感染防止対策を講じる。

　従来通り、開幕日と２日目を予選会、最終日を決戦会とする。入場可能者は出場者、伴奏者と大会運営関係者以外では、家族ら出場者の関係者１人を認め、大会２週間前から健康チェックシートの記入に協力してもらう。来場での見学ができない代わりに、ユーチューブでライブ配信する。

　出場枠は、通常開催時の１割分となる国内推薦枠３７人分を削減。ホール内は椅子席として、間隔を開けて座ることで密を避ける。決戦会で実施するアトラクションは、前大会の各優勝者、計３人の発表のみとする。法華寺通り商店街江差追分「笑い・嘆き節」ステージは、期間中の１７日午後６時半から実施予定。

　理事会を終えて照井町長は「２年連続で開催を中止し、なんとかできる形を模索し、１年かけて準備してきた。３年ぶりに開催できることは、江差追分の普及伝承、町の活性化にとってよかったと思う」と述べた。