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苫小牧民報

丸木舟を解説 美術博物館とアイヌ民族博物館 苫小牧

苫小牧市美術博物館と国立アイヌ民族博物館主催の共同シンポジウム「アイヌの舟と交易」が18日、苫小牧市民会館で開かれた。市民ら約85人が参加。両館や北海道埋蔵文化財センターの研究者らの話を通じ、アイヌの丸木舟の歴史や意義について理解を深めた。

「アイヌの舟と交易」をテーマに、研究者らが登壇したシンポジウム

 専門家が丸木舟の構造上の特徴や海外の民族が扱う舟との違いを取り上げた後、事例報告として苫小牧と釧路管内厚岸町で出土した丸木舟を苫小牧市、厚岸町の各学芸員が解説。市美術博物館の岩波連学芸員は市内で舟が多く見つかる背景について「湿地帯で木製品が残りやすく、物流の要衝だった歴史的要素もある。まだ埋まっている可能性は高い」と述べた。

 発表者全員で討論する時間もあり、国立アイヌ民族博物館の佐々木史郎館長は「他の取り組みを聞き、目からうろこが落ちた」と新たな刺激を受けた様子だった。

 漫画「ゴールデンカムイ」をきっかけにアイヌ文化に興味を持ったという札幌市の会社員女性(41)は「面白かった。他の地域で出土した舟との関わりについても聞いてみたい」と目を輝かせた。

 共同シンポジウムは2021年に苫小牧市弁天で見つかった丸木舟を共同研究する両館が国際博物館の日(5月18日)に合わせ、初めて実施した。

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