平原太鼓 勇壮な響き 2年遅れで50周年フェス【帯広】
帯広市郷土芸能平原太鼓(大友俊雄会長)の「50周年記念太鼓フェスティバル」が29日、帯広市民文化ホールで開かれた。勇壮な響きで約400人の来場者を楽しませた。
平原太鼓は1970年に大友会長ら有志5人により発足した。同フェスティバルは創立50周年の2020年に予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期を余儀なくされていた。
平原太鼓による勇ましい「十勝駒太鼓」がオープニングを飾り、奏者代表の村上慎治さんが「コロナ下で練習ができないこともあったが、趣向を凝らしたステージになっているので思う存分楽しんでほしい」とあいさつした。
さらべつかしわ太鼓保存会など道内の太鼓団体や阿波踊り、ダンススタジオオレンジカウンティー(帯広)、YOSAKOIチーム「Excla!matioN」(同)など10団体も出演し、迫力の演奏や華麗な演舞で花を添えた。
平原太鼓奏者で帯広西陵中1年の女子生徒は「練習は厳しかったけれど、本番で成果を出せた」と充実感をにじませ、帯広平原連で阿波踊りを披露した帯広広陽小6年の女子児童は「最初はドキドキしたけど、楽しかった」と笑顔を見せた。
開演に先立ち、同保存会の谷脇正人会長が「平原太鼓は技術はもちろん、あいさつや立ち居振る舞いも学ぶ人材育成の場にもなっている。100周年に向けてさらなるご協力を」とあいさつ。来賓の米沢則寿帯広市長が祝辞を述べた。
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