人間なら100歳超… クマ牧場の「マケンコ」歴代最高齢を更新【登別】
![](http://www.hokkaido-nl.jp/cawm-content/uploads/2022/01/202201191602461_l.jpg)
歴代最高齢を更新したマケンコ
のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)で飼育されているヒグマの雌・マケンコが、18日に35歳の誕生日を迎え、同牧場の歴代最高齢を更新した。これまでの長寿記録は34歳15日で、昨年に続いて記録更新となった。人間の年齢に換算すると100歳超。足腰は弱っているものの、大きな病気もなく余生を過ごしている。
昨年2月3日までの6年間、同牧場の長寿記録は34歳15日で雄のロコだった。マケンコは昨年、ロコの記録を更新。18日の誕生日で歴代最高齢を昨年に続いて更新した。
マケンコは1987年(昭和62年)1月18日に誕生した。1歳から山頂クマ山のステージでデビューを飾ると、自転車や大玉に乗る芸を披露して、来場者を楽しませてきた。同牧場によると、ステージに立つのは一般的に8、9歳までだが、マケンコの引退は15歳。倍近い“芸歴”で愛嬌(あいきょう)を振りまいてきた。
一線を退いた後は主にバックヤードで生活している。獣舎では22~27歳の4頭とともに過ごしている。他のクマが歩き回る中で、足腰に衰えが見られるマケンコは、どっしりと座ってほとんど動かない状態。消防ホースを巣のように集めて、同居する雌グマたちと集まって寝るなど、ゆったりとした老後生活を送っているよう。
飼育スタッフの坂元秀行さんは「長くステージに立っていたことで、性格は素直なんでしょう。今はマイペースなおばあちゃんですよ」と笑顔。「計画的に飼育頭数を管理している。個体ごとのケアが行き届いていることが、長生きの秘訣(ひけつ)では」と話す。
マケンコの隣の獣舎には、同牧場の雌グマナンバーワンを決めるイベント「NKB総選挙」で神セブン入りを果たすなど存在感を発揮してきたプリンプリン(33歳)がいる。マケンコに続く高齢個体で、獣舎越しに思い出話に花を咲かせているかもしれない。
関連記事
「がんばれワカナ」 パリ五輪出場・永原選手 グッズ配り応援準備万全【芽室】
パリ五輪のバドミントン女子ダブルス日本代表で、芽室町出身の永原和可那選手(28)の初戦を前日に控えた26日、町は試合観戦を盛り上げてもらおうと、町内でグッズを配布した。町内の小中学生や町民が折っ...
“おとな”も保育園留学 地方の子育て学ぶ【上士幌】
上士幌町は今年度から、50歳前後で子育てを終えた“プレシニア世代”を対象に、保育園で働きながら学ぶ「おとなの保育園留学」を道内で初めて開始した。移住や関係人口の増加、人材確保につなげたい考え。町は...
クラシックカーで優しいラリー 堺正章さんも参加【帯広】
戦前の世界的名ドライバーをしのびつつ、北海道の大自然の中を博物館入りレベルのクラシックカーでのんびり走るラリーの第2日が27日、帯広発着で行われた。タレント堺正章さん(77)らが最も古い車で1...
水浴び楽しんで クマ牧場、初イベント好評【登別】
クマに向かって放水できる体験イベント「スプラッシュタイム」が、のぼりべつクマ牧場(登別市登別温泉町)で始まり、観光客から好評を得ている。8月末までの期間限定。 兵庫県姫路市の姫路セントラル...
大滝住宅街でクマ目撃相次ぐ 17~19日で5件、複数頭?【伊達】
全員バス登下校/学校、撃退ウルフ設置/店舗 伊達市大滝区の学校や住宅近くで今月中旬、クマの目撃が5件続いた。近隣の学校ではスクールバスでの登下校を一斉に実施。猟友会関係者は「痕跡が人里で見つか...
CATEGORY記事カテゴリー
MEDIA参加新聞社
ARCHIVE月別記事リスト
RANKINGアクセスランキング
- 週間アクセス
- 月間アクセス
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
220日、歩行者天国 浜町通りまつり「HAMASAI」【浦河】
3護衛艦「いせ」十勝港に 22日まで一般公開【広尾】
4「楽しんでもらえる場に」 イベントホール21日オープン、ライブでこけら落とし【室蘭】
5樽前SAにローソン 道内高速道路では初出店 苫小牧
-
1
ハグロトンボ、北斗市内で捕獲 道内初確認、既に定着か【北斗】
2苫小牧キラキラ公園にキッチンカー集結 29・30日、来月6・7日
3グルメや大抽選会 13、14日にのぼりべつ夏祭り×ブランドまるしぇ【登別】
4座礁フェリー室蘭港に 現地調査完了、造船所で仮修理【室蘭】
5ベスト4超え甲子園目指す 浦河高校野球部 10年ぶり南北海道大会へ挑む【浦河】