高校生が大人に協力してほしいことを発表

【平取】町と平取高校の魅力化を図り存続させる会と平取高校魅力化し隊主催の「第５回平取高校と地域の未来を考えるワークショップ」が19日、町民と高校生の40人が参加し平取高校視聴覚室で行われた。来年度の入学生が６人で、10人以下が２年連続すると存続が難しくなるため正念場の年になる。

　「私たちの高校とまちの未来は私たちの話し合いから始めよう」をスローガンに掲げ、これまでに高校の実態、地域にとって必要なことなどを多くの町民に知ってもらい裾野の拡大に取り組んできた。今回は現状を踏まえ「高校生と大人のぶっちゃけトーク」。高校生の思いや要望を発表し、大人は平取町への思い、高校生への要望などを語った。

　初めは高校生と大人のグループ、次に混合のグループに分かれ、話し合いの中で実現するべく案を出したり前向きな討議が行われた。

　高校生から大人へ要望では、「学校祭で花火を打ち上げたい」「同祭で大人に出店を出してほしい」「バスの時間を増やしてほしい（部活充実）」「防犯の意味から街灯を増やしてほしい」「修学旅行は海外へ行きたい」など。

　大人から高校生へ要望では「平取高校の魅力化を発信するため、写真や動画の集め方を知りたい」「高齢者が集まるサロンに参加してほしい」「高校生の心に平取をインプット（いろいろなことに挑戦し純粋に楽しむ姿を見ると大人はうれしい）。いろいろな世代の人たちとわくわくしたい」などの声があった。

　今後は、協力、改善できることを整理し、同校魅力化応援団グループチャットで知らせる。また、ＳＮＳオープンチャットで同校を応援するグループも立ち上げており、学校に関する情報や、町まちづくり課や教育委員会の高校魅力化における取り組みなどをシェアしている。