オリジナルラッピングした函館市電（函館市提供）

　函館市は２５日、函館が舞台となる新作映画「名探偵コナン１００万ドルの五稜星（みちしるべ）」（４月１２日公開）に関し、特別イベントの内容を公表した。ＪＲ函館駅や函館空港など市内１０カ所を巡り、スタンプを集める「函館まち巡りスタンプラリー」など、多彩なイベントで来函者増につなげる。期間は４月１２日～９月３０日。

　市、函館商工会議所、函館国際観光コンベンション協会、ＪＲ北海道の４者で構成する「函館×名探偵コナン」特別イベント実行委（森健二委員長）が決めた。スタンプラリーは１０カ所のうち、５カ所でスタンプを集めると、先着でオリジナルグッズを進呈するほか、さらに５カ所達成の人全員に市内だけで使えるＡＲ（拡張現実）フォトフレームをプレゼント、７カ所到達で豪華景品が当たる抽選に応募できる。第１弾を４月１２日～６月３０日、第２弾を７月１日～９月３０日とし、オリジナルグッズとＡＲフォトフレームを違うものにする。

　映画に登場するキャラクターと記念撮影できるフォトスポットも市内１０カ所に設ける。

　函館市電１両について、外装をオリジナルラッピングし、車内広告もコナン一色にする。また、湯の川、湯の川温泉、五稜郭公園前、松風町、函館駅前、十字街の６カ所の電停で、ラッピング電車内の到着アナウンスを主人公江戸川コナン（声優・高山みなみさん）の声に変える。

　函館バスとも連携し、オリジナルラッピングバス３台が市内を運行。コナンのオリジナル描き下ろしイラストを使った函館バス・市電共通一日乗車券（大人１４００円、子ども７００円）も販売する。

　市観光誘致課は「多くのファンに楽しんでもらうため準備を進めており、ぜひ来函し映画の舞台を訪れてほしい」としている。