４月から運用する「レーダーパトカー」

　十勝機動警察隊は、４月から新たに「レーダーパトカー」１台の運用を開始する。速度違反の取り締まりに現在使用している「レーザーパトカー」と比べ、速度違反車の検知範囲が広がり、同隊は「効果的な検挙ができる」としている。

　道警は２０２２年３月から随時、各署でレーダーパトカーの導入を進めており、十勝管内での導入は初。現在のレーザーパトカーは光を使い、車体の前か後ろのどちらか一方しか速度違反車を検知できないが、レーダーパトカーでは電波を使い、前後どちらも遠くまで検知可能になった。

　同隊によると、速度違反車の取り締まりでは、パトカーを通過後すぐに速度超過する車や、前方に見つけると手前で減速して通り過ぎる車があったといい、「レーダーパトカーだと、いずれも取り締まりができる」と説明する。

　同隊は２種類のパトカーを併用する予定。「悲惨な事故をなくすためにも、レーダーパトカーで速度違反車を減らしていければいい」と意気込んでいる。