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釧路新聞

来月からチーズ製造開始 弟子屈の工房、オープニングセレモニー【弟子屈】

 【弟子屈】町で生産した生乳を使ったチーズなどを開発、製造する「弟子屈チーズ工房」(町弟子屈原野、指定管理者・テシカガタウンラボ)のオープニングセレモニーが21日、隣接する釧路圏摩周観光文化センターで行われ、出席した関係者らが新たな地場産品が生まれる工房のオープンを祝った。4月からチーズの製造を開始する。

 同工房は鉄骨造り平屋建てで、延べ面積は141・48平方㍍。建物は1989年に農産物集出荷センターとして建てられ、2012年に町特産品加工センターに転用されたが、16年から休止していた。

 町がチーズ等製造施設として再整備を行い、23年6~11月にかけて改修工事を行った。整備事業費は1億2122万円。生乳を受け入れる部屋は二重構造にして衛生対策を強化。製造室は床や壁に耐水、耐薬品塗料を塗り、壁や天井には断熱材を入れて施設を年中使えるようにした。3カ所設けた熟成室は室内を涼しく、湿度を高くした。

 原料の生乳は渡辺体験牧場(渡辺隆幸社長)から仕入れ、クリーム状の「フロマージュ・ブラン」、ゴーダチーズ、モッツァレラチーズの3種類を製造する。町内や近隣地域の店舗に卸し、25年から新商品を追加する予定だ。製造責任者は町地域おこし協力隊(特産品開発支援員)で、退任後の4月からテシカガタウンラボへ入社する伊藤恭子さん(44)が担う。

 セレモニーには、町役場や町議会などの関係者33人が出席。徳永哲雄町長は「作ったチーズをいろいろな食材で使ってもらい、弟子屈に食べに来てもらえれば。みんなで世の中に広めてほしい」とあいさつ。来賓の桐木茂雄道議は「地元産のワインを飲みながらチーズや牛肉を食べるという、徳永町長が提唱するスタイルが一つ実現した」と祝福した。

 伊藤さんは「大自然の中で伸び伸びと育てられた牛の良質なミルクや、摩周湖から湧き出る清らかな伏流水という、おいしいチーズを作るための大切な物がこの町にはそろっている。日常生活に溶け込んだ、皆さまに愛されるチーズを作りたい」と意気込みを語った。関係者によるテープカットの後、工房の内覧が行われた。

チーズを製造する器具について説明する伊藤さん(右から2人目)

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