羽を休める２羽のシマエナガ（志賀俊哉さん提供）

　真っ白な毛に覆われた真ん丸な姿から“雪の妖精”として人気の野鳥「シマエナガ」が２月２５日、登別市富岸町の亀田記念公園に姿を見せた。市内在住のローカルフォトグラファー、志賀俊哉さん（６３）が愛くるしい姿の撮影に成功した。

　志賀さんによると「すばしっこく移動するのが速いので、なかなか発見するのは難しい」というシマエナガ。体長約１４センチと小さく、木々の間を絶えず移動しているので、ピントを合わせるのが難しいという。

　この日は昼過ぎからシャッターチャンスを狙い、カエデの樹液を飲みに来たシマエナガを望遠レンズで撮影。「ジュルジュル」という鳴き声を頼りに、一瞬の動きを捉えた。

　シマエナガの観察時期は１２月から２月とされる。志賀さんは「自然豊かな登別では、どこでも見られる可能性がある。貴重なシマエナガを探してみてはいかがでしょうか」と話している。

飛び立つシマエナガ（志賀俊哉さん提供）