商品開発や販路拡大へ 日高信金 食のビジネスマッチング【浦河】
日高信用金庫と北海道中小企業総合支援センターが主催する「食のビジネスマッチング2023in浦河」が16日、浦河町大通の日高信用金庫本店コスモス館研修室で開かれた。浦河、様似、広尾の3町から4社が参加して、商品開発や販路拡大に向けて食品バイヤーと面談した。
北海道の基幹産業である食関連産業の振興を図るため、地域の食品メーカーと商社・百貨店などの食品バイヤーとの個別面談方式のビジネスマッチングを実施し、商品開発や販路開拓を支援する目的。昨年度に引き続き2回目の開催。
この日は、浦河町の関口商事、梅月堂手取商店、様似町のダイシン、広尾町の菊地ファームの4社から代表者が参加。北海道中小企業総合支援センターと日高信用金庫の職員が同席し、アドバイザーのコープさっぽろ帯広日高地区スーパーバイザーの甲斐史門さん、リラィアブルコーチャンフォー美しが丘店リーダーの紺谷英輔さんと各社30分ずつの面談を行い、商品の魅力を引き出すPRの手法や販路拡大の方向性などを話し合った。
参加者たちは、自社の商品を試食してもらいながら、パッケージや価格、販路など商品売り込みの具体案についての助言をもらい、今後の商品展開を思案していた。
コープさっぽろの甲斐さんは「我々バイヤーにとっても各地域の特産品や、それを活用した商品を知ることができるいい機会になった。実際に商談に結び付くような案件もあった」と成果を実感していた。
日高信用金庫の山村浩樹地域貢献課長は「管内は、販路を探すことや営業を苦手とする企業が多い。食品バイヤーに来ていただくことで、地元で相談や商談ができる。各企業の売り上げ収益に繋がってほしい」と期待した。
また、日高信用金庫では、こうしたイベントへの参加のほか、販路開拓のツールとして信金中央金庫グループが運営する国内向けのビジネスマッチングサイト「しんきんコネクト」の利用を呼び掛けている。
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