人づくり、仲間づくり 第67回様似町女性大会 約100人が顔を合わせ研修【様似】
【様似】町女性団体連絡協議会(岡部美香会長)は18日、町中央公民館で第67回町女性大会を開催した。町内の女性約100人が参加し、公演や各サークル、有志による作品展などを楽しみながら研修を深めた。
同協議会は、「家庭を、住みよいまちづくりのために婦人の結集を」との願いから発足。1953年(昭和28年)様似小で第1回目の町内婦人大会が開催されて以来、年1回の恒例行事として多くの女性が集い学んできた。
大会目標は「人づくり、仲間づくり」。豊かな地域づくりを進めるため町内の女性が集い、幅広い視野に立ち、互いに研修を深め合うことを趣旨としている。コロナ禍で昨年までは中止や規模を縮小して開催していたが、今年は通常開催とした。
あいさつで岡部会長は、能登半島地震や世界情勢についてふれ「いまだコロナも蔓延し、人とのかかわりも少なくなったように感じる。大会の開催についても悩んだが、楽しかったと思える一日や人と会える場所を作ってほしいという言葉をもらい、従来の形で開催することを決断した。重い雪を跳ね上げるユキヤナギのようにしなやかに、にぎやかに春を呼び起こそう」と呼び掛けた。
荒木輝明町長は祝辞で「町では昨年、大雨によって今まで経験したことのない大きな被害があった。明るい話題が見えない中、皆さんが顔を合わせて楽しいひと時を過ごすことができることをうれしく思う。明るく暮らせるような力を今日は養っていただきたい」と述べた。
このあと、大道芸コンテストなどで優勝経験のある札幌在住のマジシャン・アッキーによる「スペシャルマジックショー」が開演。トランプやルービックキューブなどを使った多彩なマジックや、お金が増えるマジックに、驚きや笑い声が響いていた。
昼食を挟み、午後からは、4年ぶりに「女性のつどい」が行われ、民謡や社交ダンスなどに取り組む各団体のステージ発表や有志による余興などが行われた。
また、公民館内には、水彩画同好会や様似書道会など町内で活動するサークルの作品が展示されており、参加者たちは互いの作品を見ながら活動への意欲を高めていた。
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