雪上綱引きで力いっぱい綱を引く子どもたち

【新ひだか】歌笛川上青少年育成協議会（中村智幸会長）主催の「冬祭り」が18日、旧川上小グラウンドのスケートリンクで開かれ、町内外から親子連れなど約１２０人が参加し、日高山脈を背に氷上リレーや雪上綱引きなど真冬のイベントを楽しんだ。

　地域の人口減と少子化により、三石地区東部を流れる鳧舞川流域の歌笛小やその上流の川上小は２０１１年（平成23年）春に閉校となり三石小と統合した。

　このため、同地区協議会が地域の活性化と大人と子どもの交流イベントを毎年開催しており、今年が10回目。冬祭りのために１月16日から協議会がリンク造成を行ってきた。

　開会で中村会長は「気温の変化が大きく苦労したが皆さんの協力でリンクを造成することができた。今日はけがのないよう楽しんで」、来賓の鈴木眞一三石小校長は「毎年リンクが出来ているのは、地域の大人が頑張っているから。皆さんも頑張って」と激励した。

　祭りは、氷上リレーからスタート。雪上綱引きや氷上タイヤ転がしリレーで「頑張れー」と声援を受けながら熱戦を繰り広げた。

　また、この日は、同地区特産品の“健康豚の肉まん”やブランド黒毛和牛“こぶ黒の肉まん”が振る舞われたほか、恒例のお菓子拾いでは、地元農家が栽培したお米もあり、子どもも大人も一緒になって盛り上がった。