そり滑りを楽しむ園児たちを撮影する浦河高校写真部の２人（右）

　令和５年度事業浦河高校写真部と浦河町のコラボ企画「こどもまんなか社会・保育の魅力発信」の一環で27日、同校写真部の２年生２人がうらかわ優駿ビレッジアエルで認定こども園浦河フレンド森のようちえんの園児らが外遊びする様子をカメラに収め、２月下旬に開催の写真展への準備を進めている。

　次世代を担う高校生が保育現場に触れる機会の創出と、保育士としての職業の魅力発信を目的に、浦河町と浦河高校写真部が連携して「保育の魅力・写真展」の開催に向けて取り組みを進めている。園児の豊かな表情と、保育士の姿を高校生の感性で写真に収めることで、子どもたちや保育士の職業の魅力を発信する企画。

　浦河高校写真部（近藤夕日部長）の１、２年生17人は、昨夏から町内の全保育施設を回り、お遊戯会などの行事に赴き、写真撮影を行ってきた。

　この日は近藤部長（２年）と松本怜さん（同）が、うらかわ優駿ビレッジアエルでそり滑りを楽しむ浦河フレンド森のようちえんの園児ら15人を撮影。そりを楽しむ笑顔や、泣いている顔などの表情を逃さずシャッターを切り続けたほか、園児たちに寄り添いながら笑顔の絶えない保育士の様子をカメラに収めた。

　近藤部長は「良い写真が撮れました。背景に余計な障害物などが映りこまないように角度に気をつけたり、目線を園児に合わせ、顔全体や表情がよくわかるように撮っている。保育士の撮影は普段見れない裏側を中心に撮影しました」と話した。

　撮影した写真は写真部全体で４千～５千枚にものぼるといい、この中から展示する35枚を部員で選ぶという。

　写真展は、２月25日午前10時から町総合文化会館３階ふれあいホール入口前ロビーと、同26日同から同１階図書館前入口ロビー、３月18日～29日午前８時半から役場１階ロビーでそれぞれ開催する。