オンラインで専門学生へ浦河消防署をＰＲする柏木署長（右から２人目）ら

　浦河消防署（柏木茂樹署長）は24日、恵庭市の北海道ハイテクロノジー専門学校で開かれた「消防職員採用に関するオンライン説明会」で同専門学校の救急救命士学科の３年生へ人員体制や地域の特徴などをＰＲした。

　説明会は同専門学校と道内各地の15消防機関に繋いでオンラインで開かれ、専門学生は５グループに分かれて、消防署から人員体制や地域の特徴、力を入れて取り組んでいることなど10分間ずつ説明した。

　同消防署から柏木署長のほか下川原隆副署長、同専門学校卒業生の大島隆弘さんと土居優希さんが参加。大島さん（浦河町出身）は「生まれ育った町の救命に携わりたいという思いから浦河消防署に勤務。職場環境もとても良く、自分の意見も取り入れてもらっている。地方の消防署なので職員が少ないことから、さまざまな業務を兼務する必要があるが、最新の技術や知識を身につける研修の機会もあり、意欲の高い同僚が多くいて、広く浅くではなく、広く深掘りできる」と強調。

　同消防署初の女性職員として昨年採用された土居さん（新ひだか町出身）は「女性用の設備を整えてもらい、皆さん優しく親切に業務を教えてくれる。困った人のところにいち早く駆け付けられる救命士になろうと思った。浦河高校に通い、この地域にたくさんお世話になったと感じていたため浦河に来た」と学生たちへ志望動機など語り、浦河消防署をＰＲした。