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室蘭民報

室蘭の「雲海」発生予測へ 新たな観光資源に【室蘭】

地球岬沖に広がる雲海=2020年7月

データ蓄積、共同研究開始

 室蘭の「雲海(海霧)」を観光資源として活用することを目的に室蘭観光推進連絡会議(室蘭市海岸町)などは27日、発生メカニズムに関する共同研究「室蘭地区Zekkeiプロジェクト」を開始したと発表した。新たな観光資源として雲海の価値を高め、地域の活性化につなげていく。

 プロジェクトは同連絡会議のほか、北見工業大学(北見市)と日立ソリューションズ東日本(宮城県仙台市)が行う。

 室蘭市内では春から夏にかけて雲海がよく発生することで知られている。地球岬の断崖や測量山展望台からの眺めは、市内のアマチュア写真家を中心に多くの人たちが写真に収め、交流サイト(SNS)で発信されている。

 一方で、雲海の予測は難しいとされている。同連絡会議は雲海を観光資源として活用し、写真愛好家や観光客の誘客につながると考え、3者による発生予測に関する共同研究を始めた。

 今月上旬に観測用カメラ1台と電源用のソーラーパネルを測量山展望台に設置し、観測をスタート。24時間運用カメラを活用し、約10分間に1回静止画を撮影する。撮影された画像と、予測に必要な気圧配置や気温、風速や風向などの気象データを蓄積していく。

 同連絡会議は基礎研究が始まった段階とし「データの集計を進めていき、将来的には雲海予測を活用し、観光地の活性化を目指していきたい」としている。

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