橋の上から野鳥を観察する参加者たち

　浦河町郷土博物館は25日、２０２３年度浦河地域学講座「オオワシ・オジロワシ観察会」を開催した。親子連れや地域住民ら９人が参加し、浦河探鳥クラブのメンバー４人のサポートを受けながらロシア極東から渡来してきた冬鳥のオオワシ・オジロワシを観察した。

　浦河地域学講座は、地域の歴史や文化、自然などの貴重な地域財産を次世代に伝えようと、関係団体と協力しながら自然観察会や講座、企画展示などを通した学びの機会を提供するもの。「オオワシ・オジロワシ観察会」は毎年、冬鳥が渡来してくる時季に行われる恒例の企画で、浦河探鳥クラブの協力を得ながら30年ほど前から続く講座となっている。

　参加者たちは郷土博物館に集合したあと、日高幌別から西舎の区間の日高幌別川流域をバスで移動しながら観察。途中の観察ポイントでは、バスから降りて同探鳥クラブのメンバーのサポートを受けながら探索した。

　この日は、ピスカリ橋から樹上に止まるオオワシや上空を飛翔するオオワシが確認できたほか、オオハクチョウや20羽程のガンの群れがＶ字になって飛んでいく姿などを観察することができた。