市民が見守る中、点灯したクリスマスツリー

　釧路市こども遊学館（釧路市幸町１０、荒井誠館長）は２５日、同館内の屋内砂場で、４年ぶりにクリスマスツリー点灯式を行った。家族連れなど約２８０人が訪れ、イルミネーションが一斉に輝く瞬間を楽しんだ。

　同館は毎年この時期、近藤林業（釧路市光陽町、長田武興社長）から提供される天然のアカエゾマツを使用してイルミネーションを点灯している。コロナ禍中は規模を縮小したセレモニーにとどめていたが、４年ぶりに元のにぎわいが戻った。ツリーの高さは９㍍で、同館によると道東最大級。

　点灯式では北海道教育大学釧路校交響吹奏楽部が「きよしこの夜」などクリスマスソングのメドレーを披露して会場を盛り上げた。点灯では同館を拠点に活動する日本宇宙少年団釧路分団の５人が、砂場中央からツリーの頂点に向けペットボトルロケットを発射。ロケットが打ち上がると、ツリーと砂場壁面の大型イルミネーションに一斉に明かりがともり、大きな拍手が沸き起こった。

　ロケット発射係を務めた伊藤夏帆ちゃん（１０）は「カウントダウンの掛け声に緊張したが、うまくいってよかった。きれいなツリーを見て、みんなに喜んでもらいたい」と笑顔を見せた。ツリーはクリスマスの２５日まで飾られ、午後３時３０時～同９時まで点灯する。