講演やシンポジウムも

校歌を初披露する看護学生

　日鋼記念看護学校（伊藤眞理学校長）の創立３５周年記念式典が２４日、室蘭市新富町の同校で開かれた。開校時から校歌がなく、念願の校歌が完成し初披露。道内各地で活躍する卒業生の講演なども行われた。

　同校は１９８８年に開校。３５年間で２０５２人の卒業生を輩出。式典は３部制で開かれた。

　式典で初披露された校歌は立野音楽学院の立野了子校長が作詩、室蘭出身で桐朋学園大学作曲科教授・土田英介さんが作曲した。

　式辞で伊藤学校長は念願の校歌について「看護への思いがあふれる気持ちを聴けることが喜ばしい」と述べた。３年生の大谷茉洸さん（２１）は「いい歌詞だと思った。『試練の時のりこえて』と歌詞にあるが、これから友人たちと乗り越えていくのだと実感した」と話した。

　２部では札幌市の天使大学菅原邦子教授が「看護に魅力～大切にしてほしいこと～」をテーマに講演。３部では卒業生の講演や、卒業生と在校生の８人による未来につなぐ看護を考えるシンポジウムが行われた。

学生を前に校歌への思いを語る伊藤学校長