砂糖ができるまでを学ぶ 二風谷小3、4年生 ビートを糖度計で測定【平取】
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糖度計の説明を聞く児童たち
【平取】二風谷小(遠山昌志校長)で20日、食育事業を展開する帯広市の企業「いただきますカンパニー」による「畑から砂糖ができるまで」の授業が行われ、同校の3・4年生の計6人が砂糖ができるまでの工程を学んだ。
取り組みは、2年前らか全道で展開しており、砂糖への理解を深めようと日本ビート糖業協会(東京)の委託で、いただきますカンパニーが実施。夏季は十勝の農家の畑、生産現場を見学する観光ツアー「農場ピクニック」、冬季は「畑から砂糖ができるまで」をテーマに食育事業を行っている。
この日は、同社の岡野香子食育部門マネージャーが講師となり、種まきから移植する様子や、畑でどのように栽培されるかの工程をビデオで視聴し、実際のビートの大きさを再現した模型を使いながら、1㌔のビートから約170㌘の砂糖が作られることを説明。
児童たちはビートを試食したり、糖度計で糖度を測定するためにビートをすりおろした。岡野さんは「ビートは道内が唯一の産地で、寒い所に適している。天候に左右されるため今年は猛暑で糖度が低かった」と話した。
貝澤斗茉(とうま)君(3年)は「すりおろしたビートを糖度計で覗いてとても楽しかった。テンサイという植物は社会で習っていたがどうやって砂糖ができるか知らなかったので、教えてもらって良かった」と満足げだった。
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