二風谷小が特選受賞 弘済会 教育研究論文募集事業【平取】
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川上博参事(左)から贈呈書を受け取った遠山校長(右)
【平取】日本教育公務員弘済会北海道支部が主催する「教育研究論文募集事業」で特選を受賞した二風谷小(遠山昌志校長、児童16人)で13日、表彰式が行われた。
同弘済会の教育研究助成事業の一つ。今年度は学校研究部門に47編、個人・グループ研究部門に25編、計72編の応募があった。25人の審査委員による審査が行われ、学校研究部門は3~10万円、個人・グループ研究部門では1~5万円の賞金を贈呈。二風谷小には10万円が送られた。管内で特選に選ばれたのは初めて。
論文は、石井晃教頭が代表者となり「多様性を尊重し、心豊かにたくましく自ら学びを高め合う児童の育成~アイヌ文化に根差した多文化共生をめざして~」のテーマで執筆。学校で取り組んでいる「アイヌ語学習」「ハララキ体験活動」「ハララキ調査活動(アイヌ文化調査活動)」―の3つの学習や、令和4年度の取り組み、成果と課題などをまとめた。
この日は、同支部の川上博参事と提携会社のジブラルタ生命保険の高橋和久所長と同三原明美担当LCが学校を訪れ、川上参事から遠山校長へ贈呈書が手渡された。
贈呈書を受け取った遠山校長は「学校の活動が評価され、子どもたちにとっては〝すごい学校だ〟と自信につながると思う。調べたことが大きな発信力となり、子どもたちが大きく羽ばたく原動力になってくれることを願う」と話した。
「特選」を受賞した論文は、同支部が令和6年2月発行予定の「研究収録第39号」に掲載し、全道の学校や教育関係機関などに配布する。
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