優勝した海星テニス部男子メンバー（提供写真）

　室蘭・海星学院高校男子テニス部は、三笠ドーム（三笠市）で行われた第１回北海道私立高校選手権兼第１４回全国私学選手権予選（１０～１２日）の団体戦に出場し、優勝した。決勝では選抜大会予選で惜敗した好敵手と対戦。見事リベンジを果たし、全国切符を手にした。

　大会は予選リーグと決勝トーナメント方式で行われ、同学院は決勝まで順調に勝ち上がった。

　決勝の相手は北海道科学大高（札幌支部）。１０月にあった全国選抜大会北海道地区大会兼北海道秋季大会（函館市）の３回戦で競り負け、この大会を制した相手だ。

　再び激戦となった。ダブルス１番手として登場した舟山・佐藤克が５―７と敗れ苦しいスタート。それでもシングルスの佐藤傑が７―６、ダブルス２番手の村上・長部が７―６とともに接戦をものにし、計２―１で雪辱を果たした。

　菊地竜平総監督は決勝を振り返り「試合の流れを左右する１試合目のダブルス１番手がつまづいたのが痛かった。結果的に苦しい展開になってしまった」と総括した。

　宮崎県へ強化遠征を予定していると言い「長所と短所を洗い出し、自分がどのような選手なのか、どれだけ自己理解を深められるかが全国で戦うための鍵になる」と話した。

　本大会は来年１月１８日、兵庫県で開幕する。