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網走タイムズ

タオル、日用品を施設に寄付 今年で30年目の奉仕 網走市赤十字奉仕団

施設に贈るために集めた日用品と、網走市赤十字方奉仕団の人たち

 【網走】市赤十字奉仕団(中安範子委員長)は、このほど市内の福祉施設5カ所を訪れ、タオルや石けんなどの日用品を贈った。

 この「ふれあい訪問」は、各施設で有効に使ってもらおうと、1994年から毎年取り組んでいるもので、今年で30回目。以前は12月に行っていたが、現在は本格的な降雪期を前に、団員が安全に各施設を訪問できるようにと11月に行っている。

 日用品は、団員や市民が善意で寄せたタオル640枚のほか、液体洗剤28個、ティッシュペーパー420箱、ハンドソープ11個など。

 洗濯用の液体洗剤や漂白剤、ハンドソープなど、福祉施設に有用なものもたくさん含まれている。介護用ウエスは約5千枚集めたほか、古いタオルケットバスタオル、紙おむつなども多数揃えた。これらは特に介護施設などで必要とされるものだという。

 いずれも団員や分団員が1年かけて集めたほか、市民から提供を受けたものも数多い。

 また、今回は市内の寝装かわはらだから、マスク50枚入り60箱の無償提供を受けた。

 訪問を前に、団員が市総合福祉センターに集まり、寄せられたタオルなどを5つに仕分け後、各施設を回って届けた。

 施設は特別養護老人ホームなないろ館、養護老人ホームふれあい館、グループホームファミールみどり、知的障がい者更正施設サンライズ・ヨピト、認定こども園網走幼稚園の5カ所。

 中安委員長は「以前はタオルや石などの贈り物が多く、余ったりしたものを提供してくれたが、最近はこれらの贈り物が少なくなり、集まりにくくなった」としながらも「今回も市民などから多くの品を寄せていただき、たいへんありがたい。届け先が1カ所から始まったこのふれあい訪問も、四半世紀以上続けることができており、届け先も5カ所に増えたが、今後も頑張って続けていきたい」と話していた。

 同奉仕団は、赤十字思想の普及と奉仕活動を通じた「明るく住みよい社会づくり」を目的として1963年4月に設立。さまざまな活動を行っている。

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