フィナーレは襟裳岬少年神楽 えりも岬小とえりも岬保育所 4年ぶりに合同学習発表会【えりも】
【えりも】町立えりも岬小(高橋郁子校長、児童32人)とえりも岬保育所(越後奈津美所長、園児14人)の合同学習発表会が21日、同校体育館で開かれ、児童と園児たちは、練習に励んできた舞踊、劇、器楽演奏などを保護者ら70人に鮮やかに披露した。
小学校と保育所の合同発表は、幼児期と児童期の円滑な接続を目的に、町教委が目指す「幼保・小接続円滑化推進」カリキュラムに基づく取組で、相互の教職員と子ども達の交流を図る。
コロナ禍で4年ぶりに実現した合同学習発表会のテーマは「輝け笑顔!信じて自分!」。「音楽発表」は2学年ずつ合同で、懐かしい童謡を交えた歌声に保護者らは癒されていた。保育所園児らは、年少から年長まで4組に分かれて遊戯を踊り、はかま装束姿の4人の年長児は、日本舞踊「青竜白竜」を優雅に舞い、その見事な扇さばきに保護者らが感動。
2年生の生活科発表「えりも岬のことしらべたよ」は、えりも岬地区のお寺の創建、襟裳岬灯台の開設、百人浜の緑化などを発表。園児全員の音楽発表は「おもちゃのマーチ」など3曲を可愛い声で合唱した。
5・6年生の総合発表「緑化事業の歴史」では、手拭いで頭を覆い長靴姿で植樹に励む先祖の姿に扮して、試行錯誤を繰り返しながら植樹に挑む姿を再現。
フィナーレは全校児童による「襟裳岬少年神楽」で、和太鼓や笛の音に合わせて勇壮な獅子舞や、ひょっとこの滑稽な身振りを表現して会場から盛大な拍手が送られた。
保護者のひとりは「発表会の練習のことを帰宅しても話さなかったので、今日のわが子の頑張る姿を見て感動です。先生たちの努力に感謝です」と話した。
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