釧路町昆布森産コンブとホルモンでレトルトカレー開発 ふるさと納税返礼品に活用
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試食に臨む関係者
【釧路町】町は昆布森産コンブを使ったふるさと納税の返礼品として、新たにレトルトカレーを開発した。コンブのだしをふんだんに使い、豚ホルモンと大きめ野菜を組み合わせた「優しい味わいのホルモンカレー」。返礼品としての活用のほか、災害時の避難食や防災食としての利用も視野に入れている。
製品開発は、麺類などを製造販売する森谷食品(吉田孝行代表取締役)が担当。町内に焼肉食材専門店を構え、町の返礼品も扱うファームフーズトリプリしおた(塩田令子代表取締役)の豚ホルモンを採用し、小売業のスーパーヒロセ(美濃部康仁代表取締役)の助言を受けるなどして試作を重ねた。
レトルトカレーの食材としては珍しいホルモンは独特の臭みが全くなく、食感の良さが大きな特徴。コラーゲンやタンパク質を多く含み、コンブのだしと大きめ野菜と合わせることで、ヘルシーで栄養バランスや美容に良い一品に仕上げた。非常食としての活用も考慮し、子供から大人まで食べやすい辛さにまとめた。
19日には町保健福祉センター「あいぱーる」で試食会が開かれ、開発に携わった森田代表取締役と美濃部代表取締役、塩田康隆専務にコンブを提供した昆布森漁協の伊畑透専務理事、小松茂町長ら関係者がカレーを味わった。
出席者からは「競合品が多い中、コンブとホルモンは差別化できるのではないか」「ホルモンはかみ切りやすく高齢者も食べやすい」「パッケージも含め地元食材をPRしてほしい」などの声が寄せられた。
町は年内の製品化を目指し、ふるさと納税の返礼品として取り扱う計画。
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