北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

釧路新聞

冬の湿原号 利用最多1.3万人 客車一新、客足回復 今年度JR釧路支社

観光客や見送りの鉄道ファンらでにぎわった運行最終日の釧路駅。記念写真を撮る外国人の団体も(21日午前10時45分ごろ)

 JR北海道釧路支社(戸川達雄支社長)は、2022年度に釧網線で運行した冬季観光列車「SL冬の湿原号」と「流氷物語号」の利用状況をまとめた。同支社によると、冬の湿原号は全客車のリニューアルが完了したことなどもあって、前年の2倍以上の1万3553人が乗車し、過去10年間で最多となった。流氷物語号は昨年度を79%上回る結果となった。 

 冬の湿原号は今年1月21~3月21日の週末を中心とした32日間、運休せずに釧路―標茶間を1日1往復運転。利用者は前年の6402人を7151人上回る(111・7%)1万3553人となり、1日当たりの平均は、昨年が30日間の運転で213人だったのに対し、32日間で423人となった。  22年度は、2~4号車の内装を「ストーブカー」としてリニューアルし、21年度改修の1、5号車「たんちょうカー」と合わせて全客車内が一新された。また部品破損で昨年運行できなかった蒸気機関車(C11―171)が修理を終えて2年ぶりに復活した。  今季は沿線自治体などによる車内、駅でのおもてなしやイベントが行われ、好評を博した。また、コロナ禍による外出自粛がなくなり、入国制限も緩和されたためか、国内外の観光客が戻り始め、客足が回復したことが利用増につながったとみられる。  流氷物語号は1月28~2月26日のうち、悪天候による運休を除く28日間、網走―知床斜里間を1日2往復した。利用者は前年の4901人を大きく上回る8775人。1日平均は313人で前年(196人)の約6割増となった。「オホーツク流氷の日」の2月19日と運行最終日には特別イベントが行われた。  同支社では「運行に当たり、沿線地域の皆さまよりたくさんのご協力をいただいた」と感謝している。

関連記事

苫小牧民報

段ボールベッド組み立てる 日工道専が防災キャンプ  登別

登別市の日本工学院北海道専門学校(福井誠校長)公務員学科(2年制)は23日、防災キャンプを校内で開き、18~19歳の1年生11人が市職員の指導で段ボールベッドの組み立て、片付けなどを体験した。 ...

苫小牧民報

あすまで多彩なイベント 苫小牧アートフェス開幕

市民参加型の芸術祭、苫小牧アートフェスティバル2024(実行委員会主催)が27日、苫小牧市末広町の出光カルチャーパーク(市文化公園)をメイン会場に始まった。  美術博物館祭、音楽祭TOMAK...

十勝毎日新聞

「がんばれワカナ」 パリ五輪出場・永原選手 グッズ配り応援準備万全【芽室】

 パリ五輪のバドミントン女子ダブルス日本代表で、芽室町出身の永原和可那選手(28)の初戦を前日に控えた26日、町は試合観戦を盛り上げてもらおうと、町内でグッズを配布した。町内の小中学生や町民が折っ...

十勝毎日新聞

“おとな”も保育園留学 地方の子育て学ぶ【上士幌】

 上士幌町は今年度から、50歳前後で子育てを終えた“プレシニア世代”を対象に、保育園で働きながら学ぶ「おとなの保育園留学」を道内で初めて開始した。移住や関係人口の増加、人材確保につなげたい考え。町は...

十勝毎日新聞

クラシックカーで優しいラリー 堺正章さんも参加【帯広】

 戦前の世界的名ドライバーをしのびつつ、北海道の大自然の中を博物館入りレベルのクラシックカーでのんびり走るラリーの第2日が27日、帯広発着で行われた。タレント堺正章さん(77)らが最も古い車で1...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス