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日高報知新聞

アイヌ文化振興策を発表 大地連携ワークショップ冬inびらとり【平取】

アイヌ文化を活かした平取町の活性化策について発表する大学生ら

【平取】13日から町内で開かれていたアイヌ文化に理解を深める講座「大地連携ワークショップ冬inびらとり」(町主催)で17日、イオル文化交流センターで町やアイヌ文化振興策についての発表会が開かれた。

 北大、東北大、東京都立大、関西大、立命館大、琉球大など全国の大学から15人が選抜され、4グループに分かれて発表し5日間の日程を終えた。会場65人、オンライン11人が参加した。

 審査の結果1位になったDグループのメンバー澤岻南々帆さん・盧愛奈さん・青木拓也さん・樽車ディルシャンさん4人は、「そうだ二風谷へ行こう!WEBサイトでアイヌ文化を世界へ」と題し発表。

 二風谷発信のアイヌ民族公式ウェブページを制作し、アイヌ民族を守ろうとする人々が自ら正しい情報を発信することで、偏見のない全国共通認識を導くことやアイヌ文化の継承を維持可能なものにすることが目的。活動内容や事業のPRなど、「アイヌに関連する企業、団体、事業主などの魅力を将来の連携パートナーへ伝えることで、新しい出会いが生まれ、アイヌ民族の活躍の幅がより広がるのではないかと考えた」とした。

 2位のCグループは「平取町におけるアイヌ語教育の可能性」―幼児教育の事例を手掛かりに―。3位のBグループは「VR技術を活用したアイヌ文化体験」。4位のAグループは「現代アレンジ民具」を提案した。

 遠藤桂一町長は「年々内容のレベルアップを感じる。どれも実践できるものが多かった。DXを使った内容で参考になった。価値観が変わってきている。発信することの大切さをプレゼンで感じた」と述べた。まとめとして、小田隆治連携協議会会長は「実り多い発表会になった。活かすのは、平取町と地域住民たち。一歩一歩進んでいってほしい」と結んだ。

 1位に貝澤雪子さんの「アットゥシの小銭入れ」、2位に関根真紀さんの「トートバッグ」3位に同「タオルハンカチ」、4位に貝澤守さんの「ブレスレット」or尾崎友香さんの「ステッカー」が贈られた。

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