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日高報知新聞

「強さが戻った感じ」【浦河】

 中山競馬場で行われた中央競馬伝統の障害競走・第145回中山大障害(J・GⅠ、芝4100㍍)で優勝したニシノデイジーの生産者、浦河町西幌別の谷川牧場(谷川貴英社長)では24日のレース後、関係者が訪れて喜びに沸いた。

 谷川牧場は、1913年(大正2年)創業。タケホープ(ダービー、菊花賞、天皇賞)、ミナガワマンナ(菊花賞)、チョウカイキャロル(オークス)など多数の活躍馬を輩出。生産馬のGⅠ優勝は、2009年のフェブラリーステークスを制したサクセスブロッケン以来。

 現在は従業員30人。本場と清畠分場(日高町)で繁殖牝馬約60頭、生産頭数約45頭。繁殖牝馬の導入にも注力している。中期育成では負荷のかかる坂のある放牧地を造成し、これらをフルに活用した1期目から、ダート重賞6勝のインカンテーションなどを輩出した。

 ニシノデイジーは2歳の平地重賞(札幌2歳S、東スポ杯2歳S)をトモに緩さがある中で勝ち、暮れのホープフルS(GⅠ)で3着と好走。3歳クラシックレース3戦全てに出走し、古馬になってからも重賞競走に挑んだが勝ち星から遠ざかっていた。谷川寿郎専務(52)は「今年5月から障害に転向し、いつかは重賞を獲れると期待していたが、GⅠ初挑戦で勝ててただただびっくり。(終盤で先頭に立ち)4コーナーを回った辺りでこのまま勝ってくれると思った。2歳の頃の強さが戻った感じでした」と振り返った。

 祝福に駆けつけた池田拓町長は「良いクリスマスプレゼントになった。この勝利でジャンプし、浦河の馬が勢いづいてほしい」、ひだか東農協の笹島政信組合長は「うれしいクリスマスプレゼントです。牧場の努力が実り、皆の励みにもなる。この勢いが続いてほしい」とエールを送った。

 高澤秀一育成場長(46)は「(牧場では)物覚えも良く、特に手の掛からない馬だった。(レースは)皆で応援し、先頭に立った辺りから、もしかしたらと思った。場長になってから初のGⅠ勝利で何とも言い表せないうれしさです」と声を弾ませた。

ニシノデイジーの優勝を喜ぶ谷川牧場の関係者ら

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