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函館新聞

函館産サバ手軽に レトルト商品「美人焼き」発売【函館】

函館産サバを使った新商品「さばの美人焼き」をPRする(左から)熊木さん、福田さん、川崎さん、福田海産の川村康子さん

 地元の素材を使った商品企画を手掛ける合同会社EGAO(函館市桔梗3)は、函館産のサバを使った新商品「さばの美人焼き」を発売した。サバの塩焼きをレトルトパックし、常温で120日間の長期保存が可能。簡単な調理で焼き魚が味わえる商品としてPRしている。

 商品開発は、函館市漁協所属の漁業、熊木祥哲さん(42)が、市場では値がつきにくい小ぶりなサバが多く水揚げされている現状を、EGAOのプロデューサー、川崎良平さん(41)に相談したことをきっかけに始動した。熊木さんが水揚げしたサバを、宇賀浦町の福田海産(福田久美子社長)が加工。エビスパック(昭和3)が製造を手掛けた。

 サバは、EGAOが開発した函館産マコンブを使った万能だし調味料「極UMAMI美人」を塗って焼き上げて魚介の臭みを取り除き、コンブのうまみを吸収。レトルト加工で骨までやわらかくカルシウムも摂取できる商品に仕上がった。

 10日に発売し、福田海産のほか、同店などが市内の町会館に出店する「福マルシェ」で3匹入り税込み400円で販売。

 これまで福田海産では、熊木さんがサバを多く水揚げした際には、買い取ってフライなどに加工して販売していた。福田さん(66)は「余ってしまう魚を活用するアイデアを考えるのは一人では難しい。商品化でサバを無駄なく流通できる」、熊木さんは「サバをとる人も、商品売る人も双方が元気になる取り組み」と好感触だ。

 美人焼きの製造方法は未利用魚などほかの魚種にも応用できる。川崎さんは「1次、2次、3次産業の事業者がつながり、互いに助け合うモデルケースとして広げていきたい」と話している。

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