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日高報知新聞

住民の防災意識の高揚を図る【新ひだか】

【新ひだか】道警と町主催の合同災害警備訓練が14日、静内地区の警察署や自治会、福祉施設などで行われ、関係機関と住民ら、約230人が参加した。

 道警本部、警察署、道警情報通信部、町、消防署、陸上自衛隊、JAF北海道など関係機関と住民が災害時の連携と対応能力の強化、住民の防災意識の高揚を図った。

 巨大地震の発生に備え、地震や大津波が発生した際の住民への情報伝達、避難訓練、救出訓練を実施。今回は、14日午前10時、日本海溝・千島海溝を震源とするマグニチュード9・0の地震が発生し、間もなく太平洋沿岸中部に大津波警報が発令され、町は防災無線放送や緊急エリアメールで住民に避難を呼び掛けた。

 避難勧告を受け、町、警察、消防団が避難誘導を行い、一時避難所の本町団地、緑町団地Cへ徒歩または車両で避難。老人ホーム静寿園は施設内上階部へ避難し完了。住民約150人が避難訓練に参加した。

 このうち本町団地に避難した海岸町1丁目自治会の11人と、災害対策本部長の大野克之町長を乗せた自衛隊車両は避難所設置場所の静内川右岸緑地へ移動。避難所で町職員と参加者で段ボールベッドや間仕切りテントを組み立てた。この後、自衛隊による炊き出しで、豚汁と非常食を味わった。

 午後からは、救出訓練が行われ、道警本部機動隊のオフロードバイクによる地上偵察から、救援部隊車両の通行支障にある放置車両を機動隊とJAFが撤去。機動隊と消防救助隊が津波による瓦礫に巻き込まれた車両に残された人の救助。倒壊家屋に挟まれている車両と家屋の下敷きになっている人を警察犬が見つけ救助。さらにドローンによる捜査で、高所に避難し動きが取れなくなった人を救助した。

 最後に、道警本部の上野泰広警備部長は「住民の避難の様子や各機関が真剣に救助活動を行っていることが、心強く感じた。今後も意識向上のため訓練は定期的に行ってほしい」と講評を述べた。

自衛隊車両に乗り込み避難所に移動する住民

避難所で職員と段ボールベッドを組み立てる参加者たち

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