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苫小牧民報

来年25周年のシネマトーラス ミニシアター守りたい 堀岡代表 後継者探しに着手

苫小牧市本町の映画館シネマトーラスの堀岡勇代表(69)は、映画館の運営を引き継ぐ後継者を探している。市民ボランティアの協力を得ながら良質な作品を厳選上映し、鑑賞を通じた交流の輪も広げてきたミニシアターは来年で開業から25年。古希目前の堀岡代表は「30周年を迎える前に、後継者を見つけたい。興味がある人は名乗り出てほしい」と話している。

映写機材の前でミニシアターへの思いを語る堀岡代表

 同館は1998年3月、堀岡代表が知人と共に個人などの出資を集めてミニシアターとしてオープン。40席の客席を設け、1日6本程度を上映してきた。運営はボランティアの協力を得て、現在は10人程度で受付や映写などの業務に当たっている。

 開業当初は配給会社との取引など苦労の連続だったという。堀岡代表は「当時はまだ信用がなかった分、配給会社とのやりとりは難しいものがあった」と振り返る。今は多くの固定客を獲得し、安定的な経営を続けている。

 大手シネマコンプレックスや、ネットフリックスなど定額制サービスの台頭が著しい中、道内では数少ないミニシアターの一つとして生き残ってきた。堀岡代表は「ミニシアターとしてのブランド価値やコンセプトを確立していれば運営は難しくない」と言い切る。「シネコンが扱わない作品を上映するミニシアターは、映画好きのよりどころ」と強調。「30年、50年と残っていけば、このまちの財産になっていくと思う」と展望を語る。

 一方で、「30周年までには体力的にも厳しくなってくる。元気なうちに引き継いでくれる人を育てたい」と後継者探しを始めた。「これまでの土台を引き継ぐのに3年程度はかかると思うけど、じっくりと教えるので興味があればぜひ手を挙げてほしい」と呼び掛けている。

 問い合わせは堀岡代表 電話0144(37)8182。

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