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苫小牧民報

「地域からみたアイヌ文化展」第1弾開幕 白老の衣服文化紹介 ウポポイ

白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)中核施設・国立アイヌ民族博物館(佐々木史郎館長)で15日、テーマ展「白老の衣服文化」が開幕した。白老コタンで受け継がれてきたアイヌ民族の木綿衣ルウンペに焦点を当て、地域の衣服文化の形成過程を紹介している。

国立アイヌ民族博物館で始まったテーマ展「白老の衣服文化」

 アイヌ文化の独自性や多様性を地域の視点から紹介する「地域からみたアイヌ文化展」シリーズの第1弾として同博物館が企画。5月15日まで開催する。

 ルウンペは、木綿の布地にさまざまな形状の布を置いて模様を描き、その上に糸で刺しゅうを施した伝統的衣服。主に北海道太平洋沿岸の内浦湾から白老にかけて作られた。白老のルウンペは細長いテープ状の布と、切り抜きした面状の布で模様を施し、腰の部分を境にして上下に同じ模様を描いていることが特徴の一つ。日高地方の衣服文化の影響を受けたとされる。

 「白老の衣服文化」は、現代まで継承され、地域のアイヌ文化を象徴するルウンペにスポットを当てた資料展で、▽白老コタンの衣服(衣服から見た白老コタンの歴史・家系で受け継がれた衣服)▽白老民俗資料館時代の衣服(自前で用意した衣服・展示備品として製作された衣服)▽アイヌ民族博物館時代から現代までの衣服(ユニフォームになった衣服・多様化する衣服の広がり)―の3部で構成。同館所蔵や個人・団体から借り受けたルウンペや、盛装時に身に着けた手甲など計約70点を展示。江戸時代末期に作られ、白老町の有形民俗文化財に指定されている貴重なルウンペも紹介している。

 会場では白老の伝統的ルウンペの製作の様子を記録した動画の上映や、現代の作り手を紹介するコーナーもある。

 時代の動向を示しながら衣服の地域性が形成されていく過程が理解できる展示構成となっており、八幡巴絵学芸主査は「白老のルウンペは日高地方に伝わる木綿衣カパラミプの要素も入っていることが調査で判明した。そうした特色も知ってもらえれば」と話す。

 期間中、同館1階ミュージアムショップ横で、「シラウォイ ウンクル テケカラペ―白老で活動するアイヌ工芸サークル」と題し、地元の伝承活動を紹介するエントランスロビー展も開いている。

 同博物館は今展を皮切りに各地アイヌ文化を伝えるテーマ展を年1回のペースで企画し、「来年は阿寒地方の文化を捉えて開きたい」と言う。

 観覧料は、ウポポイ入場料(大人1200円、高校生600円)に含まれる。入場にはオンラインによる日時指定の予約が必要。月曜休館。

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