北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

溶接技術者養成へ ポリテクセンターものづくり機械科新設【函館】

ものづくり機械科新設に合わせ、センター内に設置した溶接の実習ブース

 ポリテクセンター函館(日吉町3、近藤一郎訓練センター長)は1月、溶接や機械加工の技術を身に付ける「ものづくり機械科」を新設した。造船業や建設業で必要となる溶接技術を学ぶカリキュラムが新たに加わり、センター内には溶接の実習場も整備した。

 同センターは1963年に開設。受講無料で求職者の再就職に向けた公共職業訓練を提供。ものづくり機械のほか、ビル管理技術、住宅リフォーム技術、電気設備技術、ビジネスワークの5コースを開講。修了まで6カ月訓練する。

 ものづくり機械科は、昨年まであった機械製図や、ねじなどの加工を学ぶCADオペレーション科を再編し、訓練内容に溶接技術を加える形で新設した。

 函館の造船業では溶接技術者らの人材不足が深刻化。60~80代が現役で働くなど高齢化が課題となっている。こうした現状を踏まえ、業界からは造船業への若年層の就職を望む声が寄せられており、今回の学科新設の契機となった。

 同科では造船業のほか、鉄骨構造物を扱う建設業で求められる鉄鋼材の溶接を中心に学び、作業で必要なクレーン運転やワイヤーの取り付けなどもカリキュラムで身に付ける。新設した溶接の実習場には、16カ所の溶接ブースを設置。今年1月からは6人が同科で学び、就職に向けて日々経験を積んでいる。

 中谷努訓練課長は「造船業では従事者の高齢化が進む中、手に職を付けた若い人材を送り出し、業界を活気づけたい。転職、離職を機に、ものづくりに興味を持ち、一生の仕事にしてほしい」と入所を呼び掛ける。

関連記事

十勝毎日新聞

ポイ捨てゼロ願う ごみ拾い“袋文字” SNSで発信「皆さん考えて」【帯広】

 帯広市西9南1の加藤芳規さん(82)は8年前から毎日、近所のごみ拾いを続け、ごみ拾いSNS「ピリカ」に、2週間分のごみを集めた袋で作る文字アートの写真を投稿している。これまで「ポ・イ・ス・テ」な...

十勝毎日新聞

マチルダ 袋いっぱい 大感謝祭【芽室】

 芽室町内の農商工などが連携して町をPRするイベント「めむろ大感謝祭2024」(実行委主催)が23日、JAめむろで開かれた。大勢の家族連れらが訪れ、芽室の味覚を味わっていた。  「芽室に感謝す...

十勝毎日新聞

災害対応 海と空から 負傷者、物資の輸送訓練【広尾】

 広尾署と広尾海保などは21日、広尾町内の沿岸部で、災害発生時の負傷者や救援物資の海上輸送を想定した合同訓練を実施した。巡視船「とかち」や道警の災害ドローンが出動、緊急時の連携対応を確認した。 ...

函館新聞

函館市南茅部地区パワースポット巡るモニターツアー 観光庁の地域観光新発見..

 函館市南茅部地区のパワースポットや食文化に触れるモニターツアーが現地で開かれ、18人が参加した。参加者はパワースポット「吹上石(ぬけいし)」「垣ノ島遺跡の丘状遺構」を訪れ〝特別感″を満喫した。ア...

函館新聞

桜庭さん勝負の1年 ボウリング 12月マレーシアで大会 来年のデフリンピ..

 函館市の会社員、桜庭まどかさん(36)が、12月1日からマレーシアで開かれるボウリングの第10回アジア太平洋ろう者競技大会に日本代表選手として出場する。来年11月に東京で行われる4年に一度の聴...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス