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函館新聞

地元関係者 驚きとねぎらい 立民、鉢呂氏 来夏の参院選不出馬【函館】

鉢呂吉雄氏

 立憲民主党の鉢呂吉雄参院議員(73)=道選挙区=が来年夏の参院選道選挙区(改選数3)への不出馬を表明したことに、函館・道南の関係者からは驚きとねぎらいの声が上がった。比例代表への出馬の可能性も低く、事実上の政界引退とみられる。かつて衆院道8区(渡島、桧山管内)を地盤とし、民主系の議席を守ってきた重鎮が引退表明し、次期衆院選にも少なからず影響を与えそうだ。

 道8区では、鉢呂氏、金田誠一氏、逢坂誠二氏と旧民主党(現立憲民主、国民民主)系の候補が議席を獲得し、選挙に強い「民主王国」を築いた。

 党道連代表の逢坂氏は「8区でも活躍した経験豊富なベテラン議員であり、何とか継続出馬するよう慰留したが、本人の決意が固く、道連代表として判断を受け入れることにした。今後、早急に後継候補の選考作業に入る」としている。

 党道8区総支部の板倉一幸幹事長(函館市議)は、市議になる前の6年間、鉢呂氏の公設第一秘書を務め、30年来の付き合い。板倉幹事長は「まだ活躍できると思っていただけに残念。長い間お疲れさまでしたと言いたい」と寂しげな表情。「参院選当選後も全道を精力的に回り、衆院選小選挙区の候補者の当選に向け全力で応援していた。逢坂氏は道南でしっかり活動しているが、桧山では鉢呂さんの影響力が大きい。政界を引退しても、引き続き道南のため力を貸してほしい」と話す。

 連合北海道渡島地域協議会の長谷川義樹事務局長は、衆院選道8区で鉢呂氏の選挙を手伝った経験を持つ。「驚いた。周囲から出馬への待望論があり、立憲が参院選で2人勝つには欠かせない人。年齢には個人差があるので、鉢呂さんは同年齢の人と比べ極めてパワフル。行動力を生かし、もう少し活躍してほしかった」と残念がる。

 鉢呂氏は1948年、空知管内新十津川町出身。北大農学部を卒業後、JA今金町参事を経て、1990年の衆院選旧道3区(渡島、桧山管内)で初当選。現在の道8区、道4区(札幌市手稲区、後志管内)で通算7回当選した。03年に議員辞職し知事選に出馬したが、高橋はるみ氏(現参院議員)に敗れた。12、14年の衆院選で落選したが、16年の参院選で国政復帰を果たした。民主党政権では、経済産業相、国会対策委員長などを歴任した。

 ■鉢呂氏の不出馬表明を受け、十勝管内足寄町出身の石川知裕元衆院議員(48)が出馬に意欲を示している。党道連は擁立する人数や候補の決定方法などについて決めていないが、石川氏は22日、十勝毎日新聞社の取材に対し、「公募となった場合は応募したい」と述べた。

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