ドローンショーを実施する企業「ノースドローンショー」（東京）の北海道拠点（上士幌町）に務める社員中川拳さん（２７）＝士幌町在住＝が、１１月上旬に“ドローン先進地”上士幌町にドローンの操縦を学べる中高生向けのドローン教室「かみしほろ　Ｄｒｏｎｅ　Ｃｌｕｂ」を立ち上げる。ドローンを使ったクラブ活動は道内でも珍しい。中川さんは「安全に操縦できるノウハウを教えて、ドローンに興味を持つ人を増やしていきたい」と話している。

中高生向けのドローン教室を立ち上げる中川さん

　上士幌町内では、ドローンを使ったコンテストやドローンショーといった産業は根付いているが、教育分野などでまだ普及していないため、クラブの立ち上げを決めた。中高生にドローンの知識や技術を教えることで、ドローンのイメージアップを図る。

　活動は月２～３回、１日に１時間程度を想定（会費月額１０００円）。希望者にはドローンの国家資格取得に向けても指導する。扱うドローンは空撮用や室内でも飛ばせる小型のドローンなど５機を扱う。前進や後退、上昇や後退といった基本動作を練習するほか、航空法に関わる飛ばすためのルールも伝授する。

９日無料体験会

　主な活動場所は旧上音更小学校跡地を活用した施設「上士幌イノベーションサイト」（上音更東１線２７４）の体育館、上士幌高校と上士幌中学校のグラウンドなど。中川さんは「ドローンの操縦を楽しんでもらうことで、上士幌の知名度にもつなげたい」と参加を呼び掛けている。

　１１月９日午後１時から、上士幌高校グラウンドで体験会を行う。町内外問わず参加無料。問い合わせはメール（ｎａｋａｇａｗａ＠ｎｏｒｔｈ－ｄｒｏｎｅｓｈｏｗ．ｃｏ－ｊｐ）で。