侍J(U‐15)世界一を報告 林将輝投手が役場表敬訪問【新ひだか】
【新ひだか】南米のコロンビアで8月17日から26日まで開催された「WBSC U―15ワールドカップ」に日本代表〝侍ジャパンU―15〟の投手として選ばれ出場した、日高リトルシニア所属の林将輝投手(静内第三中3年)が帰国。17日に大野克之町長を表敬訪問し、世界一になった侍ジャパンの試合報告をした。
2年に1度開催される大会は、世界ランク1位の日本をはじめ、同2位のメキシコなど12の国と地域が出場した世界一決定戦。日本代表の選考会には、父の誠さん(43)の勧めで応募した。選考会は、日本リトルシニア中学公式野球協会、日本少年野球連盟など指定5団体に登録しているチームに所属する5万4千人を対象に、自身のプレーを動画で撮影して応募する第1次選考が行われ40人が第2次選考へ。6月に東京で行われた最終トライアウトを経て見事に代表20人のメンバー入りを果たした。背番号は10番。林選手は右投げ。右打ちの身長170㌢、体重61㌔で最速147㌔の直球と縦に曲がるスライダーが持ち味の本格派。
6チームで争ったオープニングラウンドで日本は、8月17日はドミニカ共和国に12―9、18日はイタリアに8―3、19日はコロンビアに14―3、20日はグアムに14―0、21日はプエルトリコに4―2と5戦全勝。
スーパーラウンドでは、23日チャイニーズタイペイに5―6、24日にメキシコに6―1、25日にニカラグアに7―2で、決勝に進出し、26日にプエルトリコと対戦し7―6と勝利し、世界一に輝いた。
両親の誠さん、由香さんと役場を訪れた林選手は、大野町長や久保田達也教育長、田中伸幸副町長らに試合結果を説明。「すごく楽しかった大会。先発で投げることができて緊張もしたが、いい経験ができた。今後の野球人生に生かしていきたい。高校に進みプロ野球選手を目指したい」と夢を膨らませた。
大野町長は「世界一おめでとう。まだまだ、先の長い野球人生、夢を追いかけて頑張ってほしい」と褒めたたえた。