アイヌ文化学ぶ 新冠小4年生が体験交流【新冠】
【新冠】新冠町郷土資料館のふるさと・再発見講座「小学4年生のアイヌ文化学習」が4日、判官館森林公園内のポロシリ生活館で開かれ、新冠小の4年生45人が、さまざまな学習や体験を通し、交流を深めながらふるさとのアイヌ文化を学んだ。
子どもたちは、同資料館の新川剛生学芸員の「アイヌってなんだろう」「アイヌ民族の暮らし」「アイヌ民族の食べ物」などの説明を聞きながら館内を見学。読み聞かせの会「びっくり箱」の会員4人が「新冠川のカッパ」や「タカイサラの神なる白鳥」など新冠百話から4話を紹介し、全員に新冠百話絵本がプレゼントされると子どもたちは興味深くページをめくっていた。
また、新冠民族文化保存会の会員が「バッタリイウタ ウポポ(踏み臼の歌)」「ク・リムセ(弓の舞)」など4つの踊りを披露。最後に子どもたちが民族衣装を着て「ポロ・リムセ(お祝いの踊り)」を会員と一緒に大きな輪を作って踊り、ふるさとのアイヌ文化を体験した。