口腔(こうくう)内や歯への関心を高めてもらう「お口の健康フェア~むし歯予防デー」が1日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。新型コロナ「5類」移行に伴い、5年ぶりにイベント形式で開催した。市民らは口腔内の機能測定や相談、歯磨き指導などを通じ、健康な口の働きを保つ大切さなどを学んでいた。
十勝歯科医師会などの主催、北海道歯科衛生士会十勝支部など共催。4~10日の「歯と口の健康週間」に合わせた恒例の催し。
会場には、「パ」「タ」「カ」の発音で唇や舌の機能を確認する「パタカラ」測定など、計八つの測定・相談コーナーを設置。お年寄りらが歯科医からのアドバイスに耳を傾けた。帯広コア専門学校歯科衛生士科の学生は、歯科衛生士の仕事などを子どもたちに優しく解説した。
家族4人で訪れた帯広市の渡邊和輝さん(34)は「普段できない口に関する測定や、子どもの歯磨きについての知識を学ぶことができた」と話していた。