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日高報知新聞

地域活性へ意見交流 町長と浦高生との懇談会【浦河】

高校生(左)の提言を聞く池田町長ら

 浦河町は19日、浦河高校会議室で対話からまちづくりを考える「町長と高校生との懇談会」を実施した。池田拓町長をはじめとする役場幹部職員らが高校生の提言を受けながら地域活性化に向けた意見交流を行った。

 町では、まちの将来を担う若い世代との直接対話を通してその声を町政に反映させることを目的に、町長と浦高生との懇談会を例年行っている。

 懇談内容は、同校の生徒たちが自ら地域の課題を調査し、研究成果をまとめる探究学習に取り組んだ成果を発表する「学習成果発表会」で提言された意見の中から、まちづくりに関連するものを抽出し、報告してもらうもの。池田町長、松田有宏副町長、浅野教育長のほか町企画課職員と米谷友光町議会議長が出席。

 懇談会では、7月に岩手県で行われた全国高校生まちづくりサミットに参加したグループの活動報告のほか、課題研究の「障がい者への理解を深めるために」「馬の魅力発見!」「地域課題を考えるツール開発」「住宅差別をなくすために」「ビジネスでつなぐ故郷(まち)の未来」の全6グループが発表した。

 このうち、「ビジネスでつなぐ故郷(まち)の未来」と題して〝浦河町の飲食店が危機⁈〟という現状と町のビジネスを活性化することで故郷の将来を守る研究を進めてきたグループの辻絢香さんは「この地域で起業する難しさが多くある現状に対し、浦河町でより起業しやすい仕組みを、資金面を重視して充実させていく必要がある」と言及。そのうえで「事業を通じた繋がりを生むことは、町全体で活性化に取り組む土台になると考え、今後は、起業の魅力を知ってもらうために、浦高生を対象としたキャリアセミナーや起業家による講演会の開催などを先生たちに提案するほか、起業しやすい環境を整えるべく、体験移住と体験起業のプログラムを町に提案することも検討していきたい」と提言した。

 講評で池田町長は「若い世代がこのように浦河のことを考えてくれていることに、頼もしくもうれしくも思う。発表の中で起業に関する提案をいただいた。町内でも頑張っている会社がある。町も起業の補助金などで皆さんの背中を押すことができるので、ぜひ、起業したいと思ったら相談してほしい。今日いただいたみなさんからの提案は、それぞれの担当課で共有ししっかりと町政に反映していきたい」と生徒たちに伝えた。

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