今年も市役所前に砂袋 降雪で持ち帰り増える
【網走】市内もいよいよ降雪でツルツル路面が現れる季節になったことから、市は今年も本庁舎前に凍結路面の滑り止め用砂袋を用意。誰でも自由に持ち帰ることができるが、数に限りがあることから「1人3袋以内でお願いします」と呼びかけている。
毎年、降雪期前に作りためておき、路面が凍結するころを見計らって庁舎前に置いている。雪景色に目立つ黄色の細長い砂袋は、いまでは市民の欠かせない冬装備のひとつとなっている。
この冬は平年より冷え込む日が多い半面、初雪は平年より12日遅い11月11日に観測。以降もまとまった降雪はみられず、ツルツル路面が現れることもほとんどなかった。
そのため、12月に入って用意された市役所前の砂袋も、持ち帰る人はほとんどいなかった。
しかし、12日から13日にかけての降雪で、市内は積雪6㌢を記録。これに伴い、交差点の手前や歩道などにツルツル路面が現れたことで砂袋の需要も高まり、市役所前では砂袋を車に積み込む市民を見かけることが多くなった。
市は在庫がなくならないよう、常に砂袋を補充しているが、数に限りがあるため1人3袋以内で利用してもらうよう呼びかけている。
また、坂道など道路で使った後、袋をそのまま道路わきに捨ててしまい、春の雪解けになって道端に現れる例があるため「使用後の袋はその場でポイ捨てせず、必ず持ち帰って処分してほしい」とも話している。