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室蘭民報

手打ちそば「いい香り」 郷土資料館で体験教室【登別】

そば打ちで最も重要な水まわしに挑戦する参加者たち

 登別市郷土資料館(千葉光弘館長)主催の「手打ちそば体験教室」が26日、市内片倉町の同館で開かれた。大人から小学生までの10組が参加し、新そば粉を使った手打ちそば作りに挑戦した。

 同教室は、年末を前に1995年から続く恒例のイベントとして定着。今年もキャンセル待ちが出るほどの人気ぶりだった。講師は同資料館を支えるボランティア団体「SLG」(田中博会長)の会員が務めた。

 美瑛産新そばを石臼ひき製法したそば粉を使用し、そば粉8割、小麦粉2割の「二八そば」を作った。

 SLG会員で市内のそば店に勤務した経験もある高橋和宣さんが、そば打ちを実演。水まわしから切るところまで、熟練の技を披露。「水まわしをするときは指を立てながら」などとコツを教えた。

 参加者もそば打ちに挑戦。教わった工程を思い返しながら、丁寧に粉と水を混ぜていくと「いい香り」「このまま食べたいくらい」と風味豊かなそばの魅力を感じていた。

 当初は試食を行う予定だったが、インフルエンザが流行しているため、出来上がったそばは各自持ち帰った。