ねんりんピックマージャン大会 苫小牧の教室から3人出場
愛媛県内で28日に開幕する「第35回全国健康福祉祭えひめ大会 ねんりんピック愛顔(えがお)のえひめ2023」の健康マージャン交流大会に、苫小牧市音羽町の苫小牧麻雀文化教室から3人が本道代表選手として出場する。3人は「表彰台を目指し、頑張りたい」と意気込んでいる。
ねんりんピックは60歳以上の高齢者のスポーツと文化の祭典。健康マージャン交流大会は四国中央市で29、30日に行われ、12日時点で全国から69チーム276人がエントリーしている。
同教室から出場するのは千歳市在住の橋本浜子さん(62)、佐藤久美子さん(72)と苫小牧市沼ノ端の藤原徹さん(75)。5月に札幌市で開かれた予選会で好成績を収めた。橋本さんと藤原さんは2回目、佐藤さんは初めての出場だ。
藤原さんは、ねんりんピック全体の出場者の中でも唯一の苫小牧市民。高校を卒業後、就職した職場でマージャンと出合い、40歳ごろまで続けた。その後、いったん離れたものの65歳から同教室に通い始め、腕を磨いてきた。ねんりんピックの出場は15年以来で、「とにかく楽しんできたい」と笑顔で語った。
橋本さんが始めたのは20代の頃で、誰とでもすぐに打ち解けて卓を囲むことができるマージャンの魅力に夢中になった。「愛媛のまちの雰囲気も味わってきたい」と声を弾ませる。
佐藤さんはこれまで何度か予選会に挑戦しながら、本道代表を逃してきた。念願の舞台を目前に「各地の強い人と対戦するのが楽しみ」と意欲を高めている。
3人は個人戦のほか、北広島市からの選手と4人チームで団体戦にも挑む。同教室の中庸雄代表は「プレッシャーに強く、コンスタントに強い3人。いつも通りに頑張ってほしい」とエールを送る。
ねんりんピックは年1回、開催地を変えて実施され、開催県と厚生労働省などが主催。愛媛大会は28~31日に20市町で全29種目が行われ、道内から16種目に95人の選手が出場予定だ。