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苫小牧民報

無線局の免許交付 とまこまいコミュニティ放送1日開局

苫小牧市大町のとまこまいコミュニティ放送(二瓶竜紀社長)に28日付で総務省から無線局の免許が交付され、東胆振初のコミュニティーFMラジオ局「FMとまこまい」の9月1日開局が正式に決まった。放送開始は同日正午で、防災やまちづくりをテーマとした5時間半の特別番組の放送を予定。ラジオ局としての第一歩を踏み出す。

9月1日の開局に向け準備を進める二瓶社長(左)ら

 同局は地域の情報を市民にいち早く伝えるとともに、番組を通じて人と人のつながりづくりを目指す市民参加型のラジオ局。周波数は83・7MHz。高校生や主婦、企業経営者など多様な立場の市民パーソナリティーが手掛ける25本の収録番組を放送する。加えて平日の朝、昼、夕には天気情報など最新のニュースを届ける生放送も行う。

 1日の開局特番では市危機管理室の担当者などを迎えた防災コーナーや、まちの過去を振り返るコーナーなどを予定。オープニングを担当するのは準備メンバーの1人で、約25年前にも市内でコミュニティーFMの立ち上げを目指し、活動した経験がある松岡桂さん(65)。「当時は開局までたどり着けなかったが、四半世紀がたった今、たくさんの人の支えでようやく実現に至ることができた。感謝の気持ちを伝えたい」と話す。 

 開局に先立ち29日、二瓶社長らが市役所を訪れ、免許の受理と開局の正式決定を岩倉博文市長に報告。二瓶社長は「責任の重さを実感し、より良い放送に努めたい」と力を込めた。岩倉市長は「市民が情報を受け取るための選択肢が広がる点で、とても期待している。スタートラインに立てて本当によかった」と喜んだ。

 開局のきっかけとなったのは、苫小牧青年会議所が2019年8月に行ったコミュニティーFMの可能性を考えるイベント。平時のみならず災害時にも役立つ地元密着のラジオ局の必要性が再確認され、同年12月、市民有志によるFMとまこまい実行委員会が発足した。21年11月に同社を設立。約4年間にわたり、市民パーソナリティーの養成や試験番組の制作、商業施設やイベント会場でのPR活動などの準備を進めてきた。

 市民パーソナリティー養成講座への講師派遣やノウハウの伝授など開局に協力してきた室蘭市のコミュニティーFMラジオ局「FMびゅー」の沼田勇也局長は「皆さんの念願がかない、自分もとてもうれしい。互いに協力し合い、胆振エリア全体を盛り上げていければ」と語った。

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