十勝の味覚が一堂に集まる大イベント「とかちマルシェ」(運営協議会主催)が9月1~3日、JR帯広駅周辺で開かれる。駅周辺に七つのエリアが設けられ、管内を中心に120店が出店。十勝産食材を使った500円以下のメニューが提供される。今年は座席数や音楽フェスタなどをコロナ前の規模に戻し、4年ぶりに“フル開催”での実施となる。
十勝産グルメ大集合
エリアは駅北側に3カ所、南側に4カ所。北側は、十勝産食材を使用したオリジナルメニューを提供する「ダイニングカフェエリア」(29店)、チーズやパンなど加工品を扱う「Myとかち地産地消エリア」(14店)、農家や酪農家が生産物や加工品を販売する「こだわりの食材エリア」(4店)で構成。「ダイニング-」には特設ステージが置かれ、管内のアーティストや吹奏楽部など延べ29組が演奏する。
駅南側は、管内の高校や専門学校が十勝産食材を使った料理を出す「グルメキャンパス」(5店)、管内食材にこだわったキッチンカーが集まる「キッチンカーストリート」(18店)のほか、「グルメガーデン」(10店)や「サウスフードパーク」(40店)でも十勝産食材を使用したメニューが楽しめる。「サウス-」内には十勝産原料を使用したピザや豆腐、アイスクリーム作りなどができる「食の体験コーナー」もある。
座席数は1389席を用意。今年は来場者プレゼントや道内四大グルメイベントスタンプラリーを復活させ、管外からの来場強化も目指している。
開催時間は1日が午後5時~同9時。2日が午前10時~午後9時。3日が午前10時~午後4時。駅北の「ダイニング-」では1、2の両日、夜間に「ナイトマルシェ」も開催する。
20分おきに帯広厚生病院前(帯広市西14南10)-会場間を往復する無料シャトルバスを運行するほか、中心部の指定駐車場を対象に100円サービス券を発行する。
路線バス来場で帰り無料券配布
また、今年は来場促進やアクセス利便性向上のための取り組みとして、路線バスの無料乗車券(復路分)を配布する。期間中、路線バスを利用して来場すると帰りの無料乗車券がもらえる。往路降車時に乗車証明書を取得し、本部テントで交換(乗車証明書1枚につき復路分の乗車券1枚)。主催者は「とかちマルシェを機に、家の近くのバス停や路線を知ってもらえれば」としている。