小旗に大漁旗で通過を歓迎 ロイヤルエクスプレス 27日と9月3日にも
【網走】JR北海道と東急が運行する観光列車「THE ROYAL EXPRESS(ザ ロイヤル エクスプレス)」の網走通過を歓迎するイベントが20日、JR北浜駅近くの海岸で行われた。歓迎は同列車が運行される27日と9月3日にも行う予定で、企画した市民団体「MOTレール倶楽部」(石黒明会長)は、多くの市民の参加を呼びかけている。
同列車が、同駅を通過するのは午前9時17分ごろ。通過時間が近づくにつれ、続々と市民や親子連れが集まってきた。
同倶楽部は、会場にテントを設けて受け付け。歓迎用の小旗と同列車のスペシャルカードを受け取った参加者は、海岸へと向かった。
海岸には、同倶楽部が用意した大漁旗が掲げられ、歓迎ムード一色。斜里方向から走ってくる同列車を待った。
歓迎ポイント近くの踏切が鳴り始めると、参加者は一斉に浜小清水方向に注目。先頭の機関車やクリーム色をした電源車が見え始めると、大漁旗や小旗を大きく振ったり、手を振って歓迎した。
歓迎ポイントは駅に近いこともあり、同列車は減速走行。車両の中では乗客や乗務員が歓迎に応えるように手を振っており、参加者も「向こうも手を振ってたよ!」と、興奮ぎみに話していた。
同列車は今回、東急とJR北海道が企画した3泊4日のツアー「HOKKAIDO CRUISE TRAIN」で、道内を走る。
網走や知床を含む道東から道央を巡るコース、阿寒や十勝などを巡るコースが各3回に加え、今回は新たに道央から道北を巡る「日本最北端の旅」が3回運行する。
同倶楽部もこれに合わせ、27日と9月3日にも歓迎イベントを企画。同倶楽部は「ぜひ、次回以降も多くの市民で歓迎して欲しい」と話している。