短編映画「運命屋」の製作記者会見の様子

　ミッキー・カーチスさん主演の短編映画「運命屋」の製作記者会見が、26日にホテル藤花で開かれ、名寄フィルムコミッション協議会（栗原智博会長）全面支援による名寄市オールロケで行われることが発表された。映画は映像製作団体「Project K」の製作。リモートで出席した出演・プロデューサーの広山詞葉さんによると、撮影は今年10月から開始される計画。

　会見には、主演のミッキーさん、栗原会長ら関係者が出席。名寄での映画製作について、栗原会長は「昨年から名寄市風連に在住しているミッキーさんを主演に短編映画を名寄の地で撮りたいという提案を、広山さんからいただいた。オール名寄で映画を全面バックアップしながら、名寄を元気にしていきたい」と期待。今後、映画製作にかかる協賛を求める計画。

　「運命屋」は25分程度の短編映画となる構想。監督・脚本は映像作家の森田と純平さん。齢を重ね、人生において一番大切なものとは何かを自身に問う元ミュージシャンをミッキーさんが、その人生の決断を促す運命屋を広山さんが演じる。

　キャスト、スタッフ総勢約30人を見込み、撮影期間は１週間程度。完成は２０２４年春先を見込む。一方、映画の主題歌は作曲家の細野晴臣さん。映画音楽を音楽プロデューサーのＳＵＧＩＺＯ（スギゾー）さんが担当。

　映画では、名寄の美しい景観を、切なくも温かい物語とともに収める。

　作品は映画館での上映のみにとどまらず、国内外の映画祭への出品、インターネットによる配信も視野に入れ、「名寄の素晴らしい風景を世界へ発信していきたい」と語っている。