北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

網走タイムズ

花壇でカナダのカエデ 姉妹都市交流をPR ポートアルバーニファンクラブ

ポートアルバーニファンクラブのメンバーが整備した、カエデの葉をかたどった花壇

 【網走】市内のポートアルバーニファンクラブのメンバーが、今年も北方民族博物館の前庭にカエデをかたどった花壇を作った。

 網走の姉妹都市である同市との交流を、市民レベルで盛り上げようと、同クラブが毎年取り組んでいるもの。集まったメンバー6人が、赤や白、ピンクなどの花を付けたベゴニアの苗約320株を、カナダの国旗に描かれているカエデの形に並べて植えた。

 昨年までは新型コロナ予防のため、マスクの着用やソーシャルディスタンスなどを考慮しながらの作業だったが、今年はコロナ対応も緩和され、マスクなどは着用せずに作業。それでも、最低限の人数に抑えるなどで取り組んだ。

 植えたばかりのベゴニアは、どれもまだ咲いたばかりで花壇の土が見えているが、咲き誇ればレンガの内側一面が花で埋め尽くされるという。

 作業した同クラブのメンバーは「新型コロナの影響でここ数年、イベントが中止になって参加できなかったりと、姉妹都市交流をPRする機会が減っていた。カナダ国旗の花壇で、少しでも多くの人にポ市との交流を知ってもらえれば」と話していた。

 「ポートアルバーニガーデン」と名付けられたこの花壇整備は、同クラブが2010年から取り組んでいる。

 近年はSNSに出来上がった花壇の写真を掲載すると、ポ市の人たちがそれを見て「いいね」と反応してくれるという。

 今年もポ市の交流協会に写真を送ったところ、SNSに「ありがとうございます」という日本語のお礼とともに紹介。現地でも好評のようだ。

 ベゴニアは例年、秋ごろまで花を付けているといい「ぜひカナダの国旗をみながらくつろいでほしい」と、同クラブは話している。