若木の成長を願う 浦河フレンド森のようちえん 環境緑化モデル事業完成式典【浦河】
浦河町東町かしわ4の幼保連携型認定こども園浦河フレンド森のようちえん(岡田留美子園長)で15日、「緑の募金事業環境緑化モデル事業」の完成式典が行われた。年少から年長まで71人の園児と事業主催者らが参加し、園庭に植樹した若木が大きく育つよう願った。
大手コンビニチェーンローソンの社会貢献活動の一環。各店舗に設置された「緑の募金箱」への募金を国土緑化推進機構へ寄付し、学校敷地内での植樹など教育環境フィールドの整備で緑化に取り組んでいる。
毎年、学校や地域の教育関連団体からの参加を募り、22年度は、全国の70校で行われ、幼稚園、保育園での事業は同園が初めて。
今回は、4月に園児と保護者らが参加して行った36本のミズナラの若木を、園舎近くの「かしわの森」から園庭に移植した活動の完成式典。ローソンの吉屋直樹札幌東支店長、法理伸夫北海道エリアサポート部参事、北海道森と緑の会の大澤英二事務局長をはじめ、日高振興局の高田伸哉森林室長ら森林室、林務課職員、浦河町役場幹部職員らが出席した。
式典では、北海道森と緑の会の大澤事務局長が事業概要について説明し、ローソンの吉屋札幌東支店長が「みんなのまちを幸せにすること」を基本理念として取り組む事業の思いを伝えた。同園の伊原鎭理事長は、「多くの方々の協力で植樹ができたことに感謝する」と謝辞を述べた。
このあと、園児による記念植樹セレモニーが行われ、代表の園児らが植樹した若木の根元にシャベルで土をかけながら、大きな木に育つよう願った。