低緯度オーロラ再び出現 銀河の森天文台などで撮影【陸別】
陸別町内で24日午後10時50分ごろから25日午前2時ごろにかけ、弱い低緯度オーロラが出現した。りくべつ宇宙地球科学館・銀河の森天文台の津田浩之館長らが写真に収め、同天文台に機器を設置している名古屋大学の解析でオーロラと判明した。
同天文台では2月28日にも、7年2カ月ぶりに撮影に成功している。今回も2月同様、肉眼では捉えられなかった。津田館長は「今年から2年間は、もっと大きな現象が発生する可能性がある。タイミングさえ合えば北海道から目で低緯度オーロラを見られる可能性が高くなっている」と話している。
津田館長によると、22日午前3時12分に太陽の爆発現象(フレア)が発生。2日後に地球への影響でオーロラの出現が予想されていた。2月の時より地球の正面でフレアが起こったことなどから大規模な現象になり、肉眼でも確認できるかと期待されたが、日本が夜になるころには弱まっていた。
津田館長は、同天文台と私設陸別天体観測所(町上陸別)で、前回同様、撮影に成功した。