大売り出しの抽選に挑む来店客

　「年末全市連合大売出し」（帯広商工会議所主催）の抽選券配布が最終日を迎えた２５日、クリスマスや正月向けの買い出しの時期と重なり、帯広市内の大型店やスーパーでは食材などを購入する客でにぎわっている。

　今年の大売出しには２６７店が参加。１等は「５万円買い物券」で当選本数は１００本。金額、本数とも昨年より増えたが、２等以下を含めた全体の当たり本数は減っており、「売れ行きは昨年とさほど変わらないのでは」と予想する店も多い。

　大雪の反動で２４、２５日は買い物客が増加。ダイイチ白樺店では「２４日は２０％ほど売り上げが伸びた」とする。今年最後の日曜日となった２５日は「水産物や練り物など年末年始向けの商品が大きく動く」と期待を込める。

　同店レジ横の抽選会場には、午前１１時の抽選開始とともに客が訪れ、買い物券を当てた帯広市の会社員金須利美さん（６３）は「物価高だから買い物券はうれしい」と喜んでいた。

　抽選は２６日まで市内１０カ所で、午前１１時から午後６時まで行う。